2014年7月、人材最大手のリクルートがハイクラス専門の転職サイトCarrerCoverを開始しました。
自分のキャリア形成に長期的な視点で関わってくれる、いわばかかりつけのヘッドハンターを見つけることができるまったく新しいタイプの転職サイトとなってる。リクルートが総力を上げてハイクラス専門転職サイトを立ちあげた背景としては、国内大手企業のエグゼクティブ求人の増加があげられると推測されます。
利用方法は簡単で、最初にCarrerCarverのサイトからレジュメ(職務経歴概要)を登録することで、国内トップクラスのヘッドハンター・コンサルタントの中から、自分に合うかかりつけヘッドハンターをキャリア形成のパートナーとして指名でき、求人情報の紹介が受けられます。
欧米では転職の意志が無い時でも、定期的にかかりつけヘッドハンターやコンサルタントにキャリアプランの相談をするのが一般的です。
日本ではヘッドハントというとまだまだ馴染みが薄い存在ですが、人材最大手のリクルートが今回CarrerCoverをリリースしたのを機に一般的な存在となっていくと思われます。
ただし、現在応募者が殺到してるようで概ね総額年収800万以上の方で無いとなかなかヘッドハンターやコンサルと巡り合うのは難しいそうな印象です。
CarrerCarverは完全にハイクラス向けに設定されてるため、年収ステージが満たない方などはリクルートエージェントがお勧めとなります。
リクルート系以外で、以前からミドルマネジメントクラス〜ハイキャリアに強いのがJACリクルートメント。
JACリクルートメント(JASDAQ上場企業)は、規模的にリクルートエージェント、DODAに次ぐ業界3位の転職エージェントでありながら、両面対応制(コンサルタントがクライアント側と応募者側を同時対応)を取ってるのが最大の特徴。
小規模な転職エージェントやヘッドハント会社では一般的な両面対応型ですが、この規模の大手では唯一JACリクルートメントのみ。この両面対応性は、クライアント側の要望や求める人材像を的確かつタイムリーに把握できるため、ミドル〜ハイクラス転職向けのコンサル体制で、大手でありながら「かかりつけ転職コンサル」として機能している。
また、JACリクルートメントでは創業時から一貫して外資系に強いので外資系企業への転職を検討中の方にとってはより濃い情報が期待できます。
年収ステージによる振り分けなどの噂は耳にしませんが、最低でも社会人経験がある20代後半以上の社会人経験を積まれた方にお勧めのかかりつけ型の転職エージェントと言えます。